シンギュラリティ対策室

シンギュラリティは本当にくるのか?人工知能分野(おもに機械学習)の学習。その他いろいろ。

AI・人工知能EXPO行ってきました

別のR&Dメンバーによる始まるよの記事にあったように、R&Dメンバー個々で展示会の方に行ってきました。

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とりあえず無料講演会を聞いて、あそこのブースとここのブースをまわって…と、色々計画を立てていました。

が、なんということでしょう。想像を凌駕する人の群れ!!

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うかつに細い通路に入ったりしようものなら、進も引くもままならない状態になってしまったりしました。

私が見学に行ったのが最終日の午後だったのですが、用意されたパンフレットがなくなっていたり、販促品が品切れになっていたり(残念)という状態でした。

人の流れに流され、立ち止まることも許されず、パンフレットはどこも品切れ、各ブースのポスターが頼りという状態で、それでも果敢に見て回りました。あらためてAIはブーム何だなぁと感慨深かったです。

以後、場内での写真撮影が禁止されていましたので、私の文章のみでお届けします。

では、気を取り直していってみよ~!

とりあえずチャットボットでしょぅ

一番目に付いたのがチャットボットのブースでした。

WEBサイトの賑やかしに雑談するようなものや、コールセンターでFAQを元に簡単な質疑応答を行うもの。もっと本格的なビジネスユースのものなど、色々展示されていました。

文脈認識(+音声認識)がAIの担当となるのですが、アプリケーションorサービスとして成り立つほど、この分野は十分成熟した印象でした。

隠れた主役、テキストマイニング

先のチャットボットでも使われている文脈認識ですが、チャットボットが文のパターンによる判断がメインとなるのに対して、こちらではもっと積極的に「意味」に焦点をあてている感じでした。

意味を解析して要約したり、新語や造語を自動的に認識したり、複数の文章から世間の評判を判断したりと、かなり本格的です。

AIというと海外(主に西洋圏)が先行している感がありますが、こと日本語となると、単語の切れ目がわからない・語順が不定・主語が省略されるなど、特有の問題があります。

それだけに、純国産勢が頑張っている部分であり、個人的にももっとも注目している部分でもあります。

この分野はSNSを始めとするネットでのデータの氾濫が背景となって、今後も成長分野と思われます。

サービス/アプリの内容としては、自社やその製品のネット上での評判を分析したり、SNS等を監視してコンプライアンス違反を探したり、膨大なデジタル文書(例えば特許情報)の中から条件に合致するデータを探したりと、地味(失礼)なものが多かったです。

ハードウェアだって頑張ってるモン

AIはソフトウェアばかりじゃありません。

その膨大な計算量を処理するために、GPGPUが無くてはならないものであります。

そのGPGPUマシンでは、昨年のプレAI展示会にも出展されていたDEEPstationが今年も出てました。無駄にカッコよい(誉め言葉です)。

この子は結構気に入っていたので、また会えてうれしかったりしました(が足を止めてじっくり見られなかったのが残念)。ソフトウェアを陰で支えるハードウェアさん、頑張ってください。

でも、時代はクラウドGPUなのかなぁ、というのが正直な気持ちです。

その他に気になったのは、AIチップです。

まだ「なんでもござれ」といった汎用のものではなさそうでしたが、音声認識や画像認識に特化したチップといった趣です(まあ、ソフトウェアも同じようなものですが)。

To be continued

ふぅ疲れた。

来年も(もしブームが続けば)こんな人だかりになるのでしょうか?

なにやら、来年は規模を3倍に拡大しますともアナウンスされてましたが、もう少しゆとりをもって見られたらと切に願う次第であります。

※私の独断ですが、来年は「AI」の文字が消えて、チャットボット展とテキストマイニング展になってたりして…

以上、ten@蓼科情報でした。